• 本

名人に香車を引いた男 升田幸三自伝

中公文庫

出版社名 中央公論新社
出版年月 2003年8月
ISBNコード 978-4-12-204247-6
4-12-204247-X
税込価格 943円
頁数・縦 356P 16cm

商品内容

要旨

「名人に香車を引いて勝つ」と物差しの裏に書き遺して家を出た少年期、広島での放浪生活、大阪の木見八段への入門、終生のライバル大山康晴との出会い、阪田三吉の思い出、宿敵・木村名人との激戦、「陣屋事件」の真相、そして悲願の成就。不世出の将棋名人が自ら語る、波瀾万丈の半生記。

目次

わが最大の腕白事件
極道親父と優しかった母
剣豪の夢破れ将棋の道へ
決意を物差しに残し家出
天ぷら屋に勤めてみたが
また文無しで広島を出奔
木見八段宅にたどりつく
将棋どころか雑用ばかり
とうとう「初段」になった
強くなって生意気ざかり〔ほか〕

著者紹介

升田 幸三 (マスダ コウゾウ)  
大正8年、広島生まれ。十四歳で家を出、木見金治郎名人に入門する。昭和27年、木村義雄名人を破り王将位獲得。昭和31年には大山康晴名人に対し「名人に香車を引いて勝つ」という将棋史上空前絶後の記録を残す。昭和32年、名人位を獲得し、史上初の三冠達成。ライバル大山との数々の名勝負をとおして「大山升田時代」と呼ばれる一時代を築く一方で、「新手一生」を掲げ常識を覆す独創的な新定跡を次々と創作していった。平成3年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)