• 本

茶の間の正義

改版

中公文庫

出版社名 中央公論新社
出版年月 2003年8月
ISBNコード 978-4-12-204248-3
4-12-204248-8
税込価格 836円
頁数・縦 314P 16cm

商品内容

要旨

茶の間の正義は、眉ツバものの、うさん臭い正義である。そこからは何ものも生まれない…。人間と世間を見つめ、寄せては返す波のごとく、真贋と美醜を問いつづけた著者、山本夏彦。何度でも読みたくなり、そのつど新しい発見をする作品集。

目次

はたして代議士は犬畜生か
株式会社亡国論
ポッカレモン
核家族礼讃を排す
税金感覚
テレビ料理を叱る
わが社わがビルを放り出す
ニッポン写真狂時代
新薬の副作用ナンバーワン
テレビは革命の敵である〔ほか〕

著者紹介

山本 夏彦 (ヤマモト ナツヒコ)  
大正4年、東京下谷根岸に生まれる。十五歳で渡仏し、ユニヴェルシテ・ウーヴリエールに学ぶ。二十四歳のとき『中央公論』に「年を歴た鰐の話」の翻訳を発表する。戦後、工作社を設立し、雑誌『木工界』(現『室内』)を創刊。同誌に「日常茶飯事」、『文芸春秋』に「愚図の大いそがし」、『諸君!』に「笑わぬでもなし」、『週刊新潮』に「夏彦の写真コラム」を連載、最期まで書き続けた。昭和59年に「世相を諷刺しながら神の常識の復権に寄余した」として菊池寛賞、平成2年に『無想庵物語』で読売文学賞、平成10年に市川市民文化賞を受賞した。平成14年10月死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)