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易の話 『易経』と中国人の思考

講談社学術文庫 1616

出版社名 講談社
出版年月 2003年9月
ISBNコード 978-4-06-159616-0
4-06-159616-0
税込価格 1,265円
頁数・縦 295P 15cm

商品内容

要旨

儒教の重要な経典として五経の筆頭におかれた『易経』は、神秘的「占い書」であるとともに、深遠な哲学をもつ「思想書」でもある。陰陽わずか二つの要素を複雑に重ね合わせることにより、人間存在の本質と全宇宙の摂理を読みとろうとする。二千余年来の具体的な占い方を解説しながら、易とともに歩んだ中国人の自然・人生・運命観を探る。

目次

1 易の構成(八卦と六十四卦
うらないのことば・「卦辞」と「爻辞」
「経」と「伝」)
2 うらないとしての易(占筮の方法
亀卜と占筮
中国の知識人と占筮)
3 『易経』の成立まで(伝説
「卦辞」と「爻辞」の成立
「十翼」の成立
「易」という名称)
4 思想としての易(経典としての確立
老荘との関係・王弼の易
現代哲学の精華・程伊川の易)
5 易と中国人の考え方(対立と総合
変易と循環
天人合一の思想)

出版社・メーカーコメント

占い書にして思想の書『易経』を易しく解説儒教の重要な経典として「五経」の筆頭におかれた『易経』。二千余年来の具体的な占い方を解説しつつ「易」と歩んだ中国人の自然・人生・運命観を探る大文字本。

著者紹介

金沢 治 (カナヤ オサム)  
1920年、三重県に生まれる。東北帝国大学法文学部支那哲学科卒業。専攻は中国思想。文学博士。東北大学文学部教授を経て、現在、東北大学名誉教授、追手門学院大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)