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経験の構造 フッサール現象学の新しい全体像

出版社名 勁草書房
出版年月 2003年8月
ISBNコード 978-4-326-10147-4
4-326-10147-4
税込価格 5,720円
頁数・縦 278,16P 22cm
シリーズ名 経験の構造

商品内容

要旨

フッサールへの誤解はどこからくるのか?従来弱点と思われた実在・時間・自我などをめぐる錯綜を解き、「動的不均衡」としての日常の経験構造を鮮やかに取り出す。

目次

1 内属性という視点―事物経験にかんする志向的相関理論(能動的認識行為の現象学
真理と実在
時間‐内‐存在―過去の志向性理論との対照)
2 経験の構造化―連合と時間性(感覚内容の構成
時間性
「時間形式‐時間内容」図式の解明
体験流の構成―想起の現象学
デカルト図式の反転―現象学的還元と現象学的分析)
3 自我という問題―他我・歴史・文化(他者と客観的世界
歴史と文化的規範
反省論と自我論的構図
現象学というシステム)

出版社
商品紹介

文献学的にフッサール解釈するのでなく、現象学的分析そのものを徹底して行うことで現象学の新しい全体像を提示する画期的な試み。

著者紹介

貫 成人 (ヌキ シゲト)  
1956年神奈川県に生まれる。1985年東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。現在、専修大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)