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近世兼好伝集成

東洋文庫 719

出版社名 平凡社
出版年月 2003年9月
ISBNコード 978-4-582-80719-6
4-582-80719-4
税込価格 3,300円
頁数・縦 414P 18cm

商品内容

要旨

『徒然草』大流行の中でさかんに語られた兼好の伝記。実はそれらは偽の記録をもとに作りだされたものだった。好色法師からまことしき隠者へ、また南朝の忠臣へ―兼好像の変容を辿る。

目次

種生伝―元禄七年跋、正徳二年刊(篠田厚敬)
兼好諸国物語―宝永三年刊(閑寿)
奈良比野岡―享保十二年刊(利微)
兼好法師伝記考証―天保七年刊(野之口隆正)
参考資料 『園太暦』偽文

出版社
商品紹介

『徒然草』大流行の中で、偽文に端を発し、色好みから隠者へと変貌する吉田兼好像。兼好伝の生成と変容にたどる江戸の「古典」発明の文化史。

著者紹介

川平 敏文 (カワヒラ トシフミ)  
1969年、福岡県生れ。九州大学大学院博士後期課程修了。博士(文学)。現在、熊本県立大学文学部助教授。専攻、日本近世文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)