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図説・現代哲学で考える〈表現・テキスト・解釈〉

京大人気講義シリーズ

出版社名 丸善
出版年月 2004年3月
ISBNコード 978-4-621-07403-9
4-621-07403-2
税込価格 1,870円
頁数・縦 151P 19cm

商品内容

要旨

京大での講義「哲学基礎論」の際に黒板に書かれた解説図をすべて再現。現代哲学の基本的考え方をわかりやすく、しかも水準を落とすことなく「図説」する。今回の“表現・テキスト・解釈”編は、人と人との理解や文学作品の理解、文化の理解といった現代社会で一番重要なテーマを扱っている。例えば、一人一人の「個性」とはなにか、解釈とは「作者の意図を把握すること」といってよいのか、絵画の技法としての「遠近法」のもっている哲学的意味はなにか、さらには「地平の融合」という解釈学の理論の意味は…、こういったテーマに関して読者を深い思索へと誘う。工夫を凝らした解説図を「地図」がわりにした、思索の旅のガイドブック。

目次

表現の特徴
「道具」と「記号」の違い
人文科学の方法としての「理解」と「解釈」
「認識されたものの認識」としての解釈
理解における言語と心理
テキスト解釈と個性
考えてみよう:個別性と個性
歴史における「解釈」
理解における循環
理解における「文脈」と「全体」〔ほか〕

出版社
商品紹介

現代哲学の考え方を具体的な問題に即し、しかもさまざまな図表を使い、視覚に訴えながら解説するユニークな書。

著者紹介

宮原 勇 (ミヤハラ イサム)  
愛知県立大学外国語学部教授。京都大学博士(文学)。1955年、長野県生まれ。1979年京都大学文学部哲学科卒業。1982年同大学院文学研究科修士課程(哲学専攻)を修了し、1985年同大学院文学研究科博士課程後期(哲学専攻)研究指導認定退学。愛知県立大学文学部講師、助教授、教授を経て、1998年より現職。同大学大学院国際文化研究科にて、言語哲学、欧米思想を担当。また、ドイツ学科に所属し、ドイツの哲学等を担当。京都大学では、10年以上にわたって、哲学基礎論の講義を担当している。1993年から94年にかけて、アレクサンダー・フォン・フンボルト財団の奨学研究員としてドイツ連邦共和国に滞在する。専門は現象学だが、ひろく現代哲学全般に関心をもつ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)