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国家に抗した人びと

寺子屋新書 006

出版社名 子どもの未来社
出版年月 2004年9月
ISBNコード 978-4-901330-46-6
4-901330-46-2
税込価格 902円
頁数・縦 236P 18cm

商品内容

要旨

海軍大佐でありながら、永久平和を願い軍備撤廃をめざした水野広徳。風刺精神を極限まで高めて川柳をつくり続けた鶴彬。トルストイの思想に共鳴し、兵役拒否を貫き通した翻訳家・北御門二郎。陸軍参謀本部で軍部への怒りを日記につづった作家・中井英夫。内心の自由を求め、ひたすらに思想と学問を深めていった歴史学者・家永三郎。戦時下、彼らは日本という国に、そして、そこに生きる日本人に何を求めたのか。

目次

第1章 反戦・反軍主義の元海軍大佐―水野広徳(反抗心と同情心
軍事的合理主義の時代 ほか)
第2章 反骨の川柳人―鶴彬(川柳にあらわされた風刺精神
不屈の創作意欲)
第3章 兵役拒否を貫いた人―北御門二郎(トルストイとキリスト教
トルストイとキリスト教の導きのもとに ほか)
第4章 文化を愛するがゆえの怒り―中井英夫(陸軍参謀本部で書かれた日記
文化の熾烈な擁護者として ほか)
第5章 内心の自由を求めて―家永三郎(国民統制のための教科書
教科書検定の内容 ほか)

著者紹介

新藤 謙 (シンドウ ケン)  
1927年、千葉県生まれ。文筆家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)