
科学哲学の冒険 サイエンスの目的と方法をさぐる
NHKブックス 1022
出版社名 | NHK出版 |
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出版年月 | 2005年1月 |
ISBNコード |
978-4-14-091022-1
(4-14-091022-4) |
税込価格 | 1,232円 |
頁数・縦 | 294P 19cm |
書店レビュー
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「科学」とはなんぞや
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- 文真堂書店 相生店 (群馬県桐生市)
科学哲学なんて分野がこの世に存在する事を知っている人間は果たしてどれくらいいるんだろうか。下手をしたら当の科学者自身も知らない人が多いかもしれない。私たちはいつも「科学」とひと言で済ませてしまうけれど、いったい科学を科学たらしめている条件というのは何だろう。或いは、科学という手法は何処までのことを知る事ができるんだろうか。というか「知る」ってなんだ? と真面目に考えてる人たちがこの世の中にはいるのだ。「そんなの考えなくたってわかるじゃん」という人もいるかもしれない。でも本当に? 例えばいわゆるトンデモ科学と真面目な科学を分ける境目は何処にあるんだろう。考え出してみると、意外とその境目は曖昧だ。架空のキャラクターによる対談形式で書かれた説明は把握しやすく、そのくせ内容はかなり本格的で驚く。ただ、最終章にある著者独自の主張をもう少し増やしてくれても良かったかもしれない。
(2007年9月16日)
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商品内容
要旨 |
「法則」や「理論」の本当の意味って知ってる?「科学的な説明」って何をすること?「科学」という複雑な営みはそもそも何のためにある?素朴な疑問を哲学的に考察し、科学の意義とさらなる可能性を対話形式で軽やかに説く。科学の真理は社会的構成物だとする相対主義に抗し、世界は科学によって正確に捉えられるという直観を擁護。基礎から今いちばんホットな話題までを網羅した、科学哲学入門の決定版。 |
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目次 |
1 科学哲学をはじめよう―理系と文系をつなぐ視点(科学哲学って何?それは何のためにあるの? |
出版社 商品紹介 |
「法則」とはそもそも何を意味するのか。素朴な問いの考察を通し、文系読者に向け科学の意義や可能性を対話形式で軽やかに説く。 |