
津波とたたかった人 浜口梧陵伝
出版社名 | 新日本出版社 |
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出版年月 | 2005年8月 |
ISBNコード |
978-4-406-03210-0
(4-406-03210-X) |
税込価格 | 1,760円 |
頁数・縦 | 188P 19cm |
書店レビュー
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地震多発国・日本では忘れてはならない偉人
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- 井戸書店 (兵庫県神戸市須磨区)
小泉八雲(ラフカディオ・ハン)の創作した物語「生き神様」やそれを小学生にも読める教材用に書き直した「稲むらの火」はご存知でしょう。
地震が発生し、海が引いて行くのを見た五兵衛は400名の村民の命を助けるため、取り入れるばかりになっているたくさんの稲束に火を点けました。何も知らない村民は庄屋さんの家が火事だと思い、誰もが山手にある五兵衛の屋敷に登って行った。消火に当たろうとする村民に「うっちゃっておけ、村中の人に来てもらうんだ。」と告げました。その直後に津波が襲来、多くの人の命が救われたという感動物語です。
しかし、これはフィクション。実話はこの本に書かれています。また、被災後、浜口梧陵が私財を投じて、村の復旧・復興に尽力し、百年先の津波襲来に対し、津波堤防を完成させたことはまったく抜け落ちています。「村民百年の安堵を計る」という志は現在の政治家に聞かせてあげたいですね。
その堤防建設中に安政江戸地震での大火で江戸の店−浜口家は代々の醤油造り業を営み、江戸と銚子に店を設けていました−は壊滅的な被害をこうむり、堤防建設も危ぶまれましたが、銚子の職人が「浜口のだんなを助けよう!」と過去(2009年8月26日)
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商品内容
要旨 |
「稲むらの火」の真実とは?「防災百年の計」の原点はここにある。大津波で壊滅した故郷の村を救え!醤油屋当主・浜口梧陵は私財を投じて大防波堤の建設に立ち上がった―。NHK「その時歴史が動いた」でも紹介。 |
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目次 |
1 幕末激浪のさなかに―「人となる道」を歩む(生い立ち |
出版社 商品紹介 |
巨大津波によって壊滅した村の復興のために堤防を建設した浜口梧陵の業績を史実によって検証し、今日的視点から再評価する伝記読み物。 |