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映像の修辞学

ちくま学芸文庫

出版社名 筑摩書房
出版年月 2005年9月
ISBNコード 978-4-480-08936-6
4-480-08936-5
税込価格 1,034円
頁数・縦 162P 15cm

商品内容

要旨

イメージは意味の極限である。映像=イメージをめぐる3つのテクスト(2篇の論文と1篇のインタヴュー)が1冊に。広告写真からいくつもの記号を掬い上げ、イコン的なメッセージと言語的メッセージを丹念に読み取ってみせる「イメージの修辞学」。報道写真やグラビア写真などを取り上げ、フォトジェニックな構図・手法、テクストとの関係を記号学的に論じる「写真のメッセージ」。作品の意味が宙吊りになる魅力についてブニュエルの「皆殺しの天使」を引きながら闊達に語る「映画について」。イメージから記号を読み取る鮮やかな手つき、言葉の持つ官能性を存分に味わえるロラン・バルトの独壇場。

目次

イメージの修辞学―パンザーニの広告について
写真のメッセージ
映画について―「カイエ・デュ・シネマ」誌によるインタヴュー
ロラン・バルトまたは複数化する断片(蓮實重彦)

著者紹介

バルト,ロラン (バルト,ロラン)   Barthes,Roland
1915‐80年。記号のシステムとしてのテクスト分析により、それまでの批評言語を刷新し、現代思想に計り知れない影響を与えたフランスの批評家。当初、“社会的神話学”から出発し、“記号学”“テクスト性”“モラリテ”の時代を経て、テクストの快楽の実践へと至った。1980年、名声の絶頂期に交通事故により死去
蓮實 重彦 (ハスミ シゲヒコ)  
東京大学大学院博士課程修了。東京大学名誉教授
杉本 紀子 (スギモト ノリコ)  
東京大学大学院博士課程修了。和光大学表現学部教授。専攻、フランス文化(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)