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阿片の中国史

新潮新書 133

出版社名 新潮社
出版年月 2005年9月
ISBNコード 978-4-10-610133-5
4-10-610133-5
税込価格 880円
頁数・縦 221P 18cm

商品内容

要旨

阿片戦争から中華人民共和国成立までの約百年間の中国近代史は、阿片抜きには語れない。阿片という麻薬に、これほど蹂躙された国は、世界史の中でも例がない。中国人が麻薬としての阿片を知ったのはいつのことか。最初はどこから入ってきたのか。なぜ、超大国・清がいとも簡単に阿片に侵されてしまったのか。そして共産党と阿片の知られざる関係とは―。中国と阿片の長い歴史をひもとく。

目次

序章 煙館
第1章 ケシの到来
第2章 尼さんの阿片
第3章 「新商品」に生まれ変わった阿片
第4章 小説と現実の阿片商人
第5章 千トンの白煙
第6章 阿片戦争
第7章 日本にはなぜ蔓延しなかったのか
第8章 悪魔の密約
最終章 毛沢東と阿片

著者紹介

譚 〓美 (タン ロミ)  
1950(昭和25)年東京生まれ。本籍中国広東省高明県。ノンフィクション作家。中国人の父と日本人の母の間に生まれ、中学まで日本の中国人学校で学ぶ。慶應義塾大学文学部卒業。広東省国立中山大学講師などを経て、独立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)