• 本

青空感傷ツアー

河出文庫

出版社名 河出書房新社
出版年月 2005年11月
ISBNコード 978-4-309-40766-1
4-309-40766-8
税込価格 517円
頁数・縦 174P 15cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 本作は2006年、第57回芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞。また、2007年に第23回織田作之助賞大賞受賞、第136回芥川賞候補となった作品である。当時の芥川賞選評にはこうある。「大阪のミナミという街の今を克明に描写しつつ、喫茶店でウェイトレスをしている28歳の女性の、かつてのミナミの写真になぜか執着する日常を描いて、柴田氏は非凡な才を見せている」(宮本輝)。同様に宮本輝氏が推したのは、青山七恵さんの『ひとり日和』であった。結局受賞の栄誉は『ひとり日和』の上に輝くこととなったが、著者がこの作品で見せた才能は受賞作に引けをとらず多くの読者に颯爽とした印象を与えるだろう。(のり)

    (2007年12月31日)

商品内容

要旨

超美人でゴーマンな女ともだち音生と、彼女に言いなりな私。音生にひきずられるように、大阪→トルコ→四国→石垣島と続く、女二人の凸凹感傷旅行はどこへ行く?抱腹絶倒、やがてせつない旅の空。映画「きょうのできごと」原作者による、各紙誌で絶賛された、ウルトラ・キュートな話題作。

著者紹介

柴崎 友香 (シバサキ トモカ)  
1973年、大阪府生まれ。行定勲監督によって映画化された『きょうのできごと』で作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)