
あやめ横丁の人々
講談社文庫 う44−4
出版社名 | 講談社 |
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出版年月 | 2006年3月 |
ISBNコード |
978-4-06-275333-3
(4-06-275333-2) |
税込価格 | 968円 |
頁数・縦 | 469P 15cm |
書店レビュー
総合おすすめ度:
全1件
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みんな、飲み込んで生きている
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おすすめ度
- 大垣書店ブックパル桂南店 (京都府京都市西京区)
いわくありげな人々ばかりの「あやめ横丁」にかくまわれて暮らす日々を過ごしていく中で、旗本としてのそして男としての其の来し方を思い返し、信念が揺らぎ始めていく。武士の世界には無いあたたかな思いやりあふれる、町人の世界に憧れが増してゆく日々。そして身分違いの淡い恋。宇江佐さんの作品に共通する、あたたかさ。この作品にもじっくりと描かれていきます。少しファンタジックな設定ではありますがぜひとも読んで欲しい一冊です。
(2006年6月4日)
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おすすめ度
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商品内容
要旨 |
婿入りの祝言の席上、妻に思い人のあることを知った大身旗本の三男坊、紀藤慎之介。逆上して間夫を斬り捨て、妻女を自害に至らしめた彼は、婚家のつけ狙うところとなり本所「あやめ横丁」に匿われる。だが堀に囲まれたこの町ときたら、場所も住人もみな何やら訳ありで…。練達の筆がさえる長編時代小説。 |
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出版社・メーカーコメント
ここの連中、いったい誰を殺ったんだ?旗本の次男坊、紀藤慎之介は養子入りの祝言当日に妻に言い交わした男のいることを知って刃傷に及ぶ。世間を憚り逃げ込んだ町には何やら訳ありの住人ばかり……。