いま、改めて「改憲」否「新憲法制定」論の本質と背景を問い直す。憲法学をはじめとしたさまざまな専門家が日本国憲法を分析し、新たな問題提起を試みる。

第１部　日本国憲法の検証（日本における立憲主義の状態
「改憲政治」・二層の文脈―「グローバル安保体制」の形成と「日本型政治」の終焉　ほか）
第２部　日本国憲法へのアプローチの分析（この国の「憲法感覚」を診る
各政党の憲法観　ほか）
第３部　国際社会と日本国憲法（二一世紀の国家及び国際社会の動向と日本国憲法―平和的生存権と「九条」の新しい意味
国連憲章と日本国憲法―武力行使への関わりを中心として　ほか）
第４部　憲法意識調査からみた日本国憲法（いまこそ憲法の教育・普及・啓発の本格展開を―憲法意識調査（二〇〇五年七〜八月）結果について）