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米百俵の歴史学 封印された主人公と送り主

出版社名 学文社
出版年月 2006年8月
ISBNコード 978-4-7620-1584-7
4-7620-1584-9
税込価格 1,980円
頁数・縦 206P 20cm

商品内容

要旨

山本有三の戯曲「米百俵」で掘り起こされ、小泉首相の“美談”発言で一躍有名になった話であるが、その本当の“真実”を知る人は少ない。聞き取りと残された多数の史料や刊行物等を精査・検証しなおし、新発見と新解釈を示した本格的な歴史分析の書。米百俵関係年表付。

目次

第1章 山本有三による史実「米百俵」の作品化(長岡出身のドイツ文学者・星野慎一との邂逅
虎三郎に関する調査・研究と論文・戯曲の執筆
単行本『米百俵』の出版―その内容と特徴)
第2章 封印された「米百俵」の主人公と送り主(著作物における虎三郎と三根山藩の欠落
三根山藩は、なぜ「米百俵」を送ったのか)
第3章 「米百俵」を送った三根山藩とは(幕末維新の動乱に揺れる三根山藩
幕末維新期における三根山藩の経済苦境
「米百俵」を送った三根山藩の精神
三根山藩を貫く三河武士の精神)

著者紹介

坂本 保富 (サカモト ヤストミ)  
昭和22年(1947)6月、栃木県河内郡上三川町に生まれる。昭和53年(1978)3月、東京教育大学大学院博士課程修了(専門は教育思想史、教育文化史)。信州大学教授(大学本部のある松本キャンパスの全学教育機構に所属)。編著書には、『幕末洋学教育史研究』(高知市民図書館、平成16年度の高知県出版文化賞、高知出版学術賞を受賞)など三十数冊、他に論文多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)