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蒼ざめた馬 漆黒の馬

出版社名 未知谷
出版年月 2006年12月
ISBNコード 978-4-89642-175-0
4-89642-175-2
税込価格 3,080円
頁数・縦 318P 20cm

出版社・メーカーコメント

自由の名において殺すことがなぜ正しく、専制の名において殺すことがなぜ悪いのか。愛を冀求し倒れたテロリストの魂、ロシア革命に際してのテロル体験に基づくロマン二篇。人がその極限を生きるとき、何が支えとなり得るのか!

著者紹介

ロープシン (ロープシン)   Ропшин,В.
1879‐1925。革命家、テロリスト、作家。本名ボリス・サヴィンコフ。1879年貴族の子息としてウクライナのハリコフに生まれる。1903年エスエルに入党、戦闘組織メンバーとして要人暗殺(内相プレーヴェ、皇族セルゲイ大公等)のテロを指揮。06年逮捕、死刑を宣告されるが逃亡、亡命。第一次大戦で仏軍に志願、17年の二月革命後、臨時政府の国防次官となり、コルニーロフ反乱に加担し党を除名。10月革命後は反ソ活動に終始し、20年白衛軍を結成、24年にロシアに潜入し国境で逮捕、獄中で自殺したと言われる。09年「ロシア思想」誌に発表された自伝的小説「蒼ざめた馬」は、エスエルの空虚な内面を描いてセンセーションを巻き起こす。12年「夢幻の人びと」、23年「漆黒の馬」、26年「テロリスト群像」等がある
工藤 正廣 (クドウ マサヒロ)  
1943年青森県黒石生まれ。北海道大学卒。現在同大学教授。ロシア文学者・詩人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)