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琉球の王権とグスク

日本史リブレット 42

出版社名 山川出版社
出版年月 2006年12月
ISBNコード 978-4-634-54420-8
4-634-54420-2
税込価格 880円
頁数・縦 100P 21cm

商品内容

要旨

太陽は東方彼方の楽土=ニライカナイから昇ってくる。世界に活力をあたえ、そして西の海に沈んだ太陽は、地底を通りぬけて、再びニライカナイから生まれでる。無限に再生を続ける太陽と国王を重ねあわせて王権を神聖化する古琉球の思想を「太陽子思想」という。これまで『おもろさうし』や文献史料で議論されてきた琉球王権と太陽子思想の成立の問題に、グスクと琉球王陵の発掘成果から追ってみる。あらたな切り口で、通説とは異なる琉球王権を論じたい。さらに、海のシルクロードの拠点中国泉州にも議論を広げる。

目次

琉球の王統と王権
1 王都首里と国際交易都市那覇
2 王都首里の原型浦添
3 大型グスクと王のグスク
4 ニライカナイの王宮
5 琉球王陵の変遷
6 英祖王権の成立と太陽子思想の形成

著者紹介

安里 進 (アサト ススム)  
1947年生まれ。琉球大学法文学部史学科卒業。専攻、考古学・琉球史。沖縄県立芸術大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)