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わたしは驢馬に乗って下着をうりにゆきたい

ちくま文庫 か29−2

出版社名 筑摩書房
出版年月 2007年1月
ISBNコード 978-4-480-42297-2
4-480-42297-8
税込価格 1,056円
頁数・縦 359P 15cm

商品内容

要旨

思い切って買った、ひとひらの花弁に似たピンクのガーター・ベルト。「買った翌日から洋服の下につけた。私の中身はピンク色に輝き、おなかは絶えずひとり笑いをした。とくにトイレへ行くときがたのしみである。ぱっとスカートをめくると、たちまちピンクの世界が開ける。おしっこまでピンク色に染まっているようであった」。たった一枚の下着による感動が、鴨居羊子の人生を変えた。

目次

夕刊紙のかけ出し記者
抵抗と希望と情熱
おい、本気か?
のら犬たちが呼んでいる
ピンクのガーター・ベルト
TUNIC LABORATORY
COCO
下着屋三日目
シックスティーン・トーンズ
明治生れの母
スキャンティ生れる
オルフェの鏡
サイコロは投げられた
逆転ゲーム
一坪のオフィス
お茶のカンが金庫
「百に七をかけてごらん」
『下着ぶんか論』を書く
〓〓(みんみん)の夜
集金と預金
男が皮のズボンをはくとき
自信と不安のハプニング“下着ショウ”
各駅停車の東海道
時間借りの縫製室と太陽の船付場
野球と下着
地中海と魔女ルーシーの旅
大人のオモチャ
オフィス、電話、制服、鍵、印鑑
ミス・ペテン展
バラのふるさと
一九〇〇年
海の男
エーゲ海の少年
ギリシァ、スペイン・ショウ
フラメンコの練習
母と鼻吉の死

著者紹介

鴨居 羊子 (カモイ ヨウコ)  
1925‐1991。大阪府に生まれる。読売新聞の記者を経て、1955年女性向下着のデザイナーとして独立、斬新で夢のある商品を送り出し時代の寵児となる。文筆や絵画にも独特の才能をみせた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)