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奇妙な敗北 1940年の証言

出版社名 岩波書店
出版年月 2007年2月
ISBNコード 978-4-00-022559-5
4-00-022559-6
税込価格 2,420円
頁数・縦 253P 20cm

商品内容

要旨

一九四〇年、ドイツ軍の電撃戦の前に、ダンケルクへと潰走する英仏連合軍。フランス軍参謀将校として従軍していたブロックは、そのただなかで苦闘しながら、自問していた―なぜフランスは敗れたのか、と。ひとりの市民として“暗い時代”を真摯に生き、レジスタンス活動のなかでナチスの銃弾に斃れた、この卓越した歴史家による手記は、今なおさまざまな問題を私たちに投げかける。ブロックの最期を生々しく伝えるG・アルトマンの序文、および政治学者S・ホフマンの新版序文を付す。待望の新訳。

目次

第1章 証人の紹介
第2章 ある敗者の証言
第3章 あるフランス人の意識の検証

出版社
商品紹介

なぜフランスは敗れたのか──〈暗い時代〉を真摯に生き、後にナチスの銃弾に斃れた歴史家の迫真の手記。

著者紹介

ブロック,マルク (ブロック,マルク)   Bloch,Marc
1886‐1944。20世紀を代表する歴史家。1929年、リュシアン・フェーヴルと共同で『アナール』誌を創刊。『封建社会』『王の奇跡』『フランス農村史の基本性格』『歴史のための弁明』などを著し、現代歴史学の形成に大きく寄与した。1944年3月、レジスタンス活動中にゲシュタボに逮捕され、同年6月16日、銃殺
平野 千果子 (ヒラノ チカコ)  
1958年生。武蔵大学人文学部教授。専攻フランス帝国史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)