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可能性としての「戦後」 日本人は廃墟からどのように「自由」を追求したか

増補

平凡社ライブラリー 609

出版社名 平凡社
出版年月 2007年4月
ISBNコード 978-4-582-76609-7
4-582-76609-9
税込価格 1,430円
頁数・縦 317P 16cm

商品内容

要旨

一九四五年の敗戦、いわば「滅亡体験」から、日本人は、どのように立ち上がり、どのような社会を目指したのか。廃墟や軍隊体験に関する歴史叙述を掘り起こし、さらに獅子文六、杉浦明平、花森安治、松田道雄、黒澤明らの非軍隊的・非権威主義的な「現場の哲学」ともいうべき戦後思想・文化の水脈を問い直した名著。増補決定版。

目次

第1章 廃墟から―自由について
第2章 戦後思想のなかの「軍隊」―「軍」はいかに描かれたか
第3章 『自由学校』の男と女―獅子文六の戦後
第4章 「ムラ」の政治―杉浦明平のルポルタージュ
第5章 民衆的理性のために―花森安治と「暮しの手帖」
第6章 子どもに自由を―松田道雄の仕事
第7章 戦争は終わった―私たちは何処から出発してきたのか
増補(戦後史のなかの黒澤映画
戦後少年文化のなかの乱歩)

出版社
商品紹介

敗戦後、どう日本人は立ち上がったのか。獅子文六、杉浦明平、花森安治……非軍隊的・非権威主義的な戦後文化を問い直した名著。

著者紹介

桜井 哲夫 (サクライ テツオ)  
1949年、足利市生まれ。東京大学大学院社会学研究科博士課程修了。東京経済大学コミュニケーション学部教授。近・現代社会史、現代社会論専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)