
植物と帝国 抹殺された中絶薬とジェンダー
出版社名 | 工作舎 |
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出版年月 | 2007年5月 |
ISBNコード |
978-4-87502-401-9
(4-87502-401-0) |
税込価格 | 4,180円 |
頁数・縦 | 394P 22cm |
商品内容
要旨 |
18世紀の植民地の暗く苛烈な文化交流史において、著者はオウコチョウのようなつつましい植物に焦点を当てる。現地の人びとから植物の知識を熱心に吸収したヨーロッパ人は、奴隷の女たちが主人を欺くために使っていた中絶薬についての知識を、あえて無視した。ヨーロッパはまさに重商主義のもと、人口増加を奨励している時代だった。植物探査のはらむ深刻なモラル問題に光を当てる。アメリカ歴史学会大西洋世界史賞、フランス植民地歴史学会Heggoy賞、アメリカ医学誌協会薬学史Ester賞―受賞。 |
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目次 |
第1章 出航(旅する植物学者―ハンス・スローン |
出版社 商品紹介 |
18世紀ヨーロッパは、新大陸を植物探査し、標本や利用法を収集したが、中絶薬に関する知識は抹殺した。その歴史の影を問う意欲作。 |