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文明社会における異文化の法

Historia Juris比較法史研究−思想・制度・社会− 15

出版社名 比較法制研究所
出版年月 2007年3月
ISBNコード 978-4-624-01174-1
4-624-01174-0
税込価格 5,280円
頁数・縦 285P 22cm

商品内容

目次

ピラミッドの規範から見た古代エジプト社会
プラトンの法と倫理
書評 西殿塚に眠るのは誰か―宝賀寿男『巨大古墳と古代王統譜』青垣書房を評す
「神の平和」と「天皇の静謐」
地域寺院をめぐる在地の秩序と法慣習
正義―哲学的手ほどき
帝国自治領期南アイルランド法文化の理解―ダニエル・アンソニー・ビンチー(一八九九〜一九八九)の個人史研究に向けて
言語療法における「身体化された言葉」のありかた―言語障害臨床における新たな基礎的言語理論の確立について
ゴミ問題のドイツとの比較考
非人格的秩序、グローバリゼーション、アクセス均等
JUDICIAL REVIEW AND CIVIL SOCIETY IN THE PEOPLE’S REPUBLIC OF CHINA

出版社・メーカーコメント

東西が対峙し第三世界が併存する構図が崩れ諸文明の時代が到来した。価値の根源を神から人間へと移行させた西欧思想は限界を露呈した。この状況を法史学者たちが多角的な視点から問い直す。墳墓の変遷から古代の実情を探った中野智章「ピラミッドの規範から見た古代エジプト社会」、プラトン『法律』を通じて現代の歪みを描く瀬口昌久「プラトンの法と倫理」、平和概念の東西異同を史的に考察した立花京子「「神の平和」と「天皇の静謐」」等の論文、翻訳、学会動向、書評等を収録する。