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文章のみがき方

岩波新書 新赤版 1095

出版社名 岩波書店
出版年月 2007年10月
ISBNコード 978-4-00-431095-2
4-00-431095-4
税込価格 1,012円
頁数・縦 240P 18cm

商品内容

要旨

いい文章を書くために、作家・文章家たちは何を心がけているか。漱石・荷風から向田邦子・村上春樹まで幅広い人びとの明かす知恵を手がかりに、実践的な方策を考える。歩くことの効用、辞書の徹底活用、比喩の工夫…。執筆中と推敲時だけでなく、日常のなかの留意点もまじえて説く、ロングセラー『文章の書き方』の姉妹編。

目次

1 基本的なことを、いくつか(毎日、書く
書き抜く
繰り返し読む
乱読を楽しむ
歩く
現場感覚をきたえる
小さな発見を重ねる)
2 さあ、書こう(辞書を手もとにおく
肩の力を抜く
書きたいことを書く
正直に飾りげなく書く
借りものでない言葉で書く
異質なものを結びつける
自慢話は書かない
わかりやすく書く
単純・簡素に書く
具体性を大切にして書く
正確に書く
ゆとりをもつ
抑える)
3 推敲する(書き直す
削る
紋切型を避ける
いやな言葉は使わない
比喩の工夫をする
外来語の乱用を避ける
文末に気を配る
流れを大切にする)
4 文章修業のために(落語に学ぶ
土地の言葉を大切にする
感受性を深める
「概念」を壊す
動詞を中心にすえる
低い視線で書く
自分と向き合う
そっけなさを考える
思いの深さを大切にする
渾身の力で取り組む)

おすすめコメント

いい文章を書くために、作家・文章家たちは何を心がけているか。漱石・鴎外から向田邦子・村上春樹まで幅広い人びとの明かす知恵を手がかりに、実践的な方策を考える。歩くことの効用、辞書の徹底活用、比喩の工夫……。執筆中と推敲時だけでなく、日常のなかの留意点もまじえて説く、ロングセラー『文章の書き方』の姉妹編。

著者紹介

辰濃 和男 (タツノ カズオ)  
1930年東京に生まれる。1953年東京商科大学(一橋大学)卒業、朝日新聞社入社。ニューヨーク特派員、社会部次長、編集委員、論説委員、編集局顧問を歴任。この間、1975‐88年、「天声人語」を担当。93年退社。現在、ジャーナリスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)