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わたしたち消費 カーニヴァル化する社会の巨大ビジネス

幻冬舎新書 す−1−1

出版社名 幻冬舎
出版年月 2007年11月
ISBNコード 978-4-344-98061-7
4-344-98061-1
税込価格 792円
頁数・縦 206P 18cm

商品内容

要旨

ラブandベリー、『赤い糸』、初音ミク…これらは異例のヒットを記録するゲームやケータイ小説、ソフトウェアの名前である。一般的知名度は低いが、小学生や女子高生、ネットユーザーなど一部の間で大流行している。なぜこうした局所的なカーニヴァルが近年ミリオンセラーを生み出すのか。「わたし」が欲しいものを追及した「わたしたち」がつながり、盛り上がり、生まれる「わたしたち消費」は、まさにウェブ時代の新ビジネスを拓く現象といえるのだ。

目次

第1章 「それって人気なの?」―姿の見えないヒット商品(「脳トレ」に匹敵する人気ゲームたち
日本の人口を超えるヒット、カードゲーム ほか)
第2章 「みんな」から「わたし」へ(「みんな」意識はどこから来たか
「大衆の消滅」と「感性の時代」 ほか)
第3章 わたしたち消費の時代(ネタ的コミュニケーションから生まれる市場
共同体から共同性へ)
第4章 わたしたち消費のマネジメント(共同性のサイクル
感染を拡大する ほか)
第5章 わたしたち消費のさらなる拡大メカニズム(共感力と発信力に優れたわたしたち拡大層
共振する社会の消費の行方)

著者紹介

鈴木 謙介 (スズキ ケンスケ)  
1976年生まれ。東京都立大学大学院社会科学研究科博士課程単位取得退学。国際大学グローバル・コミュニケーション・センター研究員。専攻は理論社会学。2006年から「文化系トークラジオLife」(TBSラジオ)のパーソナリティを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)