
マイホーム・ソング ひばりちゃんとうたうかあちゃん
Style‐F
出版社名 | KADOKAWA(富士見書房) |
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出版年月 | 2008年1月 |
ISBNコード |
978-4-8291-7657-3
(4-8291-7657-1) |
税込価格 | 1,650円 |
頁数・縦 | 267P 19cm |
商品内容
要旨 |
僕の家は自動車教習所教官のとうちゃん、スーパーでパートで働くかあちゃんと、3歳年上のにいちゃんの4人家族。とうちゃんは寡黙でかあちゃんの言いなりで、うちで一番偉いのはかあちゃんなんだと思ってた。かあちゃんは美空ひばりちゃんが大好きだった。テレビのチャンネル争いはかあちゃんの「ひばりちゃん、ひばりちゃん」で決着した。ある日、うちの近所でコント55号の公開録画があった。ステージの上の欽ちゃん、二郎さんは輝いていた。しかし番組参加をつのる場面で、僕はどうしても手をあげられなかった。かあちゃんは他の誰よりも大きな声をあげて僕の手を持ち上げたけど、僕はさされなかった。帰り道、かあちゃんはなぜかひとこともしゃべらなかった―。いくつかの季節が過ぎ、あたたかい家族の中で僕は少しづつ大人になっていく。かあちゃんの好きなひばりちゃんの歌と、郷愁を誘う昭和四十年代の風景と共に。母と子、家族の強固な絆と、昭和の大スター美空ひばりと同時代を生きた女性の剛健な一代を叙情的に描く傑作小説。 |
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出版社 商品紹介 |
昭和40年代。すべてが新鮮で輝いていた。美空ひばりの歌にのせて僕とかあちゃんの幸せな日常を描く感動の物語。 |
おすすめコメント
すべての母親と、母親から生まれたすべての人に捧ぐ――昭和40年代。僕は団地に住んでいた。カラーテレビ、スーパーボール、ラジオ体操、野球にレコードプレーヤー。すべてが新鮮で輝いていた。美空ひばりの歌にのせて僕とかあちゃんの幸せな日常を描く感動の物語。