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人と魚の自然誌 母なるメコン河に生きる

出版社名 世界思想社
出版年月 2008年3月
ISBNコード 978-4-7907-1324-1
4-7907-1324-5
税込価格 2,530円
頁数・縦 277P 19cm

商品内容

要旨

チベットに源を発し、インドシナ半島を貫く母なる大河。そこには1センチに満たないコイの仲間から、3メートルにもなるオオナマズまで、1200種を超える魚が棲むという。そんな魚たちと、人はどのような関係を築いてきたのか。最新の調査をふまえてあざやかに描く。

目次

第1部 魚と暮らす(平野の暮らしと魚―ラオス・ビエンチャン平野の村から
湖の人と漁業―カンボジアのトンレサープ湖から
鵜飼漁の生態史―中国雲南省大理・〓(じ)海の事例
メコンの柴漬漁
都市の暮らしと魚のすみか―住宅地のなかの池の利用)
第2部 魚を食べる(小規模養殖と人びとのかかわり―ラオス北部の養殖事情
魚食とその変容―ラオス中南部農村地域の事情
淡水魚と寄生虫―ベトナムの有畜複合養殖システムを事例に
海産物消費と食の安全―ラオス・ビエンチャン市における海産物消費動向)
第3部 魚を守る(魚類の多様性と保全―ナギナタナマズの研究から見えてきたこと
トンレサープ湖の水産資源と管理―水産資源管理の目的と課題について
北タイ・イン川の漁場管理のロジック―天の恵みと人の恵み
資源管理とメコン開発―メコンオオナマズをめぐって
途上国における水産養殖普及―ラオスプロジェクトを事例に)

出版社
商品紹介

チベットに源を発し、インドシナ半島を貫く母なる大河。魚と人は、どのような関係を築いてきたのか。最新の調査からあざやかに描く。

著者紹介

秋道 智彌 (アキミチ トモヤ)  
1946年京都府生まれ。東京大学大学院理学系研究科人類学博士課程修了。現在、総合地球環境学研究所・副所長。理学博士。専攻は生態人類学、民族生物学
黒倉 寿 (クロクラ ヒサシ)  
1950年東京都生まれ。東京大学大学院農学系研究科水産学専門課程博士課程修了。現在、東京大学大学院農学生命科学研究科教授。農学博士。専攻は水産学、国際開発学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)