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自滅する企業 エクセレント・カンパニーを蝕む7つの習慣病

ウォートン経営戦略シリーズ

出版社名 英治出版
出版年月 2008年4月
ISBNコード 978-4-86276-019-7
4-86276-019-8
税込価格 2,090円
頁数・縦 380P 22cm

商品内容

要旨

ある衝撃的な事実がある。かつて「エクセレント・カンパニー」と呼ばれた優良企業のほとんどが、その後十年のうちに、破綻したり、買収されたり、深刻な経営危機に陥ったという事実だ。1970年代、「フォーチュン500」に載った「優良」企業の平均寿命は50〜60年だった。それが今や、なんと10.5年にまで縮まっている!なぜ、企業は行き詰まるのか。なぜ、過去の成功企業があっという間に凋落してしまうのか。多くの場合、原因は他者との熾烈な競争ではない。真の原因は、どんな企業も患いかねない7つの「自滅的習慣」にある!現実否認症、傲慢症、慢心症、コンピタンス依存症…日々の業務の中で陥りがちな習慣が、死に至る病をもたらすのだ。本書は、数多くの事例をもとに、多くの企業を蝕む「習慣病」の症状・病因を徹底解剖し、適確な処方箋と予防法を示している。成功のためには、自社や職場の状況を謙虚にとらえて、体質改善に取り組むことが不可欠だ。経営者や管理職層の方々はもちろん、組織に属するあらゆるビジネスパーソンにとって示唆に富む一冊。

目次

第1章 なぜ優良企業が自滅してしまうのか
第2章 現実否認症―神話、定石、正統という呪縛
第3章 傲慢症―おごれる者は久しからず
第4章 慢心症―成功は失敗のもと
第5章 コア・コンピタンス依存症―諸刃の剣
第6章 競合近視眼症―忍び寄る伏兵
第7章 拡大強迫観念症―右肩上がりの幻想
第8章 テリトリー欲求症―コップの中の縄張り争い
第9章 予防は治療にまさる

著者紹介

シース,ジャグディシュ・N. (シース,ジャグディシュN.)   Sheth,Jagdish N.
エモリー大学ゴイズエタ経営大学院教授。専門はマーケティング。これまでに南カリフォルニア大学(7年)、イリノイ大学(15年)、コロンビア大学(5年)、マサチューセッツ工科大学(2年)に在籍。消費者行動、リレーションシップマーケティング、競争戦略、地政学的分析の研究でもよく知られている。欧米、アジアにおける多種多様な産業や企業で、アドバイザーやセミナーの指導者としても活躍。クライアントは、フォード、GE、3M、エリクソン、シーメンス、フィリップス、ゼネラル・フーズ、ユニリーバなど多数。ウォール・ストリート・ジャーナル紙、ニューヨーク・タイムズ紙、フォーチュン誌、フィナンシャル・タイムズ紙、CNN、BBCなどに頻繁に登場。ウィプロ・リミテッドなど、上場企業数社の取締役を歴任。産業界、学会、公共のフォーラムでの基調講演者としても人気が高く、マーケティング理論への多大な貢献によって、1992年、米国マーケティング協会のポール・D・コンバース賞を受賞。2004年にはこの協会が授与する賞の双璧をなす、リチャード・D・アーウィン優秀マーケティング教育者賞とチャールズ・クーリッジ・パーリン賞の両方を受賞。米国心理学会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)