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耐震・免震・制震のはなし 改正建築基準法対応

第2版

SCIENCE AND TECHNOLOGY

出版社名 日刊工業新聞社
出版年月 2008年4月
ISBNコード 978-4-526-06051-9
4-526-06051-8
税込価格 1,540円
頁数・縦 154P 19cm
シリーズ名 耐震・免震・制震のはなし

商品内容

要旨

日本は世界でも有数の地震国です。いつ大地震が起きても不思議ではありません。1995年の阪神淡路大震災では、多くの人々が倒壊した建物の下敷きになって亡くなりました。いつ起きるかわからない大地震から身を守るには、地震に強い建物に住むことに尽きると考えます。建物を地震に強くする方法には、耐震構造、免震構造、制震構造などいくつかの方法があります。

目次

1章 日本の建物の耐震性(日本の地震被害
建物の耐震性が生死を分ける
地震被害のシナリオが変ると
いかにリスクを軽減するか
建物の耐震性はどれくらいか
地震に弱い既存不適格建築物
それでも進まない建物の耐震化)
2章 住宅の耐震性能を知る(住宅品確法とは
住宅性能表示制度とは
住宅性能の表示方法
仕様規定から性能規定へ
性能を確かめる方法(性能検証法)
耐震偽装問題と建築基準法の改正
地震に対してより安全な社会へ)
3章 耐震構造・免震構造・制振構造(構造の種類
地震に対する建物の構造
耐震構造
免震構造
制振構造
免震構造に用いられる装置
制震構造に用いられる装置)
4章 建物の揺れの力学(実験をしてみよう
建物の揺れと減衰
建物の揺れと減衰
振動方程式
応答スペクトル
建物の減衰の効果
仕事とエネルギー
振動とエネルギー)
5章 耐震設計の考え方(建築基準法の構造規定
許容応力度等計算および保有水平耐力計算
限界耐力計算)

おすすめコメント

新聞などでも話題になっている改正建築基準法に対応した第2版。法改正を踏まえて、地震に対する構造計算(耐震設計)などの内容を詳しく解説している。構造計算は偽装問題でもクローズアップされた部分で、建物の安全に関わる性能を決める重要な技術である。

著者紹介

斉藤 大樹 (サイトウ タイキ)  
1990年東北大学工学研究科博士課程修了。工学博士。現在、独立行政法人建築研究所。国際地震工学センター上席研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)