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疑獄と謀殺 戦後、「財宝」をめぐる暗闘とは

祥伝社文庫 も9−1 ドキュメント「闇の昭和史」

出版社名 祥伝社
出版年月 2008年7月
ISBNコード 978-4-396-33441-3
4-396-33441-9
税込価格 681円
頁数・縦 326P 16cm

商品内容

要旨

宮内庁に保管してあった貞明皇后の大粒ダイヤが消え、日銀地下金庫の供出ダイヤも持ち出されていた―。戦後、GHQの進駐は、民主化と同時に、新たな権力者としての略奪、政治腐敗をももたらした。その後、次々と起きた疑獄事件や贈収賄事件でも、重要証人や関係者が決まって不審な死を遂げていく。その裏に何があったのか?昭和の裏面史を抉った傑作復刊。

目次

1 宮内省から消えた貞明皇后の秘宝―消された?世耕機関の調査員
2 時価数兆円、日銀ダイヤ蒸発事件―監察委員会の調査員は死んだ
3 清朝愛新覚羅家の秘宝事件―暗殺と変死を生んだ西太后の遺産
4 消えた掠奪財宝事件―政治的強奪の証人を未然に消せ!
5 造船疑獄―二人の重要証人の変死と指揮権発動
6 ドミニカ糖事件と謀略機関員の死―過失のガス中毒か?殺人か?
7 日本通運不正事件―国会議員の収賄容疑と重要証人の変死
8 防衛庁機密漏洩事件と第二次FX問題―機種選定をめぐる山口空将補の変死
9 ロッキード疑獄―変死者の背後に垣間みる国際的謀略
10 失速した日商岩井の航空機戦略―島田三敬氏の自殺にまつわる数かずの疑惑

著者紹介

森川 哲郎 (モリカワ テツロウ)  
1924年、東京生まれ。新聞、雑誌記者を経て、文筆活動に入る。小説、評論、脚本と執筆範囲は広く、日本推理作家協会、日本作家クラブに所属。「平沢貞通氏を救う会」事務局長を務めた。1982年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)