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文章は接続詞で決まる

光文社新書 370

出版社名 光文社
出版年月 2008年9月
ISBNコード 978-4-334-03473-3
4-334-03473-X
税込価格 836円
頁数・縦 253P 18cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 日常、感覚的にわかっている事柄でも、体系的に理論として示されると新鮮な発見があるものだ。本書はわれわれが普段使っている日本語の接続詞に焦点を当て、その意味を明らかにしようとしたものである。その意味で、本書は読書経験の豊富な読み手ほど得るところが多いだろう。接続詞という類書に無い、違った角度から物事を見ることで、日本語の読み書きの技術向上を図れる1冊である。

    (2008年9月29日)

商品内容

要旨

多種多様な役割を知り、効果的に使い分けるには―接続詞使用のセンスを磨くための小辞典。

目次

接続詞がよいと文章が映える
接続詞とは何か
接続詞の役割
論理の接続詞
整理の接続詞
理解の接続詞
展開の接続詞
文末の接続詞
話し言葉の接続詞
接続詞のさじ加減
接続詞の戦略的使用
接続詞と表現効果

おすすめコメント

読者にわかりやすく、印象に残るような文章を書きたい。その気持ちは、プロの作家であろうと、アマチュアの物書きであろうと変わりません。でも、そのためには、どこから手をつけたらよいのでしょうか。プロの作家は、接続詞から考えます。接続詞が、読者の理解や印象にとくに強い影響を及ぼすことを経験的に知っているからです。(中略)本書では、総論、各論、実践編の順に接続詞を追うなかで、接続詞の全体像を正しく把握していただくとともに、実際の文章を書くときに役立つ接続詞使用の勘どころについて、身につけていただくことを目指します。(「序章 接続詞がよいと文章が映える」より)

著者紹介

石黒 圭 (イシグロ ケイ)  
1969年大阪府生まれ。神奈川県出身。一橋大学留学生センター・言語社会研究科准教授。一橋大学社会学部卒業。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。専門は文章論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)