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雪月花の心 ヴィジュアル版 Japanese Identity

祥伝社新書 134

出版社名 祥伝社
出版年月 2008年11月
ISBNコード 978-4-396-11134-2
4-396-11134-7
税込価格 1,430円
頁数・縦 244P 18cm
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日本間の装飾技術
檜図屏風 狩野永徳筆 16世紀
 

おすすめコメント

外国人、ビジネスマンたちを感動させた伝説の講演録。坂東眞理子氏(昭和女子大学学長)推薦!本書には、日本人として知っておくべき伝統美術の精華が簡潔にまとめられている。日本の国宝が伝えてきた「心」とは何か。本書を推薦する昭和女子大学学長 坂東眞理子。自国の文化を語れない人は、海外においては、器用な根無し草になってしまう。本書には、日本人として知っておくべき伝統美術の精華が簡潔にまとめられている。すべての学生・ビジネスマンに一読をお勧めする。

内容抜粋

本書「著者まえがき」より

日本人が抱く心情や美意識は、何に由来しているのだろうか――その私なりの答えをできるだけわかりやすく記したのが本書である。結論から先に言ってしまうと、かつて川端康成氏もノーベル賞の受賞に際し語っている「雪月花」という句に託された、「自然や四季のめぐりとの交流」という考え方に尽きる。そこで、代表的な神仏の造型、詩歌、文芸、禅、建築、美術などを辿ることで、そうした考え方へいたる根本の道筋を明らかにすることにした。本書は、同名の単行本を再出版したものである。図版の一部を差し替えたが、本文は当初のまま変えていない。初版から21年、思うに世界の状勢は変わったが、日本人の心情や美意識に大きな変化はあるまい。いま、この本とはじめて出会う若い人たちがどのように読み、反応してくれるのかを楽しみにしている。