• 本

子どもたちの遺言

出版社名 佼成出版社
出版年月 2009年1月
ISBNコード 978-4-333-02362-2
4-333-02362-9
税込価格 1,650円
頁数・縦 111P 21cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 生まれたての赤ちゃんから20才の青年たちを、時間をかけて撮った写真と、谷川さんの詩の本です。8月は日本人にとって過去の辛い戦争体験を思い起こすとき。けれど今の子どもたちは、平和という名のついた住みにくい、こころがカラカラになっている日々を生きなくてはならない時代を生きています。これは、子どもへの愛のぎっしりつまった写真と、そんな時代に住む子どもたちの言葉を代弁するかのような言葉で綴る谷川さんの詩の並ぶ、ずっしりとこころ響く、そして少し泣けてくる、そんな本です。

    (2014年3月31日)

商品内容

目次

生まれたよ ぼく
平気
もう まだ?
おしっこ
一人きり
幸せ
走る
もどかしい自分
いや
ゆれる
きみと
ありがとう

著者紹介

谷川 俊太郎 (タニカワ シュンタロウ)  
1931年、東京都生まれ。詩人。処女詩集『二十億光年の孤独』で、みずみずしい感性が高い評価を得る。詩作のほか、翻訳、脚本、絵本などさまざまな分野で活躍。訳詩集『マザー・グースのうた』で日本翻訳文化賞、詩集『日々の地図』で読売文学賞を受賞
田淵 章三 (タブチ ショウゾウ)  
1951年、岡山県生まれ。立木義浩氏のアシスタントを経て独立。1979年、広告制作会社エジソン設立。アートディレクターとカメラマンを兼務。人物写真を中心に幅広いジャンルの仕事を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)