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街道をゆく 35 新装版

オランダ紀行

朝日文庫 し1−91

出版社名 朝日新聞出版
出版年月 2009年4月
ISBNコード 978-4-02-264489-3
4-02-264489-3
税込価格 1,078円
頁数・縦 432,8P 15cm
シリーズ名 街道をゆく

商品内容

要旨

ときあたかも1980年代末の土地バブルに踊る日本をあとに、「国民が国土を創造した」オランダを訪ねる。鎖国時代の日本にとって、暗箱にあいた針穴から射しこむほどのかすかな外光がオランダだったと著者はいい、プロテスタント精神の発露たる商業活動が育てた自律的、合理的な国民性をゆく先々で実感する。さらに、レンブラントやゴッホの絵画への著者の深い理解が共感を呼ぶ。

目次

事はじめ
光る温室
三人の迎えびと
ハイネと“オランダ人”
飛ぶオランダ人
名よりも実
流入者と自由
都市物語
鰊学校
慈愛号〔ほか〕

著者紹介

司馬 遼太郎 (シバ リョウタロウ)  
1923年、大阪府生まれ。大阪外事専門学校(現・大阪大学外国語学部)蒙古科卒業。60年、『梟の城』で直木賞受賞。75年、芸術院恩賜賞受賞。93年、文化勲章受章。96年、死去。主な作品に『竜馬がゆく』、『国盗り物語』(菊池寛賞)、『世に棲む日日』(吉川英治文学賞)、『ひとびとの跫音』(読売文学賞)、『韃靼疾風録』(大佛次郎賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)