• 本

転回点を求めて 一九六〇年代の研究

出版社名 世界思想社
出版年月 2009年3月
ISBNコード 978-4-7907-1401-9
4-7907-1401-2
税込価格 2,750円
頁数・縦 347P 19cm

商品内容

要旨

われわれは、今、どこにいるのか。東京オリンピック、三種の神器、花登筐、ミニスカート、牛乳神話、『沈黙の春』、ボブ・ディラン…。「黄金の六〇年代」の舞台裏で、いったいなにが終焉し、なにが出現したのか。

目次

1 生活(スポーツする身体の六〇年代
一九六〇年代の花登筐のしごと
三種の神器―国民各層から消費者大衆へ
牛乳神話の形成―一九六〇年代の食文化
一九六〇年代初頭の綿製品国際取極会議の歴史的意義)
2 身体(ミニスカート神話―若者の身体とファッション
自由よ、自由よ、われらをどこへ連れてゆくのか
「二人」の戦後史試論―六〇年代に何が変わったのか
病いの消滅―「らい」から見る六〇年代
分裂病の六〇年代―転換期の精神医学
『沈黙の春』の騒々しさ―化学物質の六〇年代)
3 意識(“マクルーハン”とはなんであったか
「まだ暗くなっていない」―ボブ・ディランの六〇年代
「五月革命」と大学
国家と愛―『期待される人間像』をめぐって
「近代」の奔流と逆流―六〇年代日本精神誌の一側面)

出版社
商品紹介

われわれが今ある位置を知るために、転回点としての一九六〇年代について、そこで何の終焉と消滅が始まったのかを多様な視点から考察。

著者紹介

富永 茂樹 (トミナガ シゲキ)  
1950年生れ。京都大学人文科学研究所(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)