• 本

群馬・産業遺産の諸相

出版社名 日本経済評論社
出版年月 2009年3月
ISBNコード 978-4-8188-2047-0
4-8188-2047-4
税込価格 4,180円
頁数・縦 341P 22cm

商品内容

要旨

群馬における鉱工業や絹産業の歴史を振り返りながら、産業遺産をめぐる今後の活用方法や課題・将来展望を考察する。富岡製糸場の世界遺産登録を目指す動きにも言及。

目次

第1章 産業考古学における産業遺産研究(わが国における産業考古学の研究系譜と問題点
鉄道の発達からみた群馬の産業史とその遺産の点描)
第2章 群馬県における鉱工業の展開とその遺産(日本の近代化における中小坂鉄山の意義と遺産の概要
吾妻郡の鉱山と閉山後の現況
高崎亜炭工業の歴史と産業遺産
群馬県の重化学工業化と浅野財閥・理研コンツェルン―「産業遺産」化研究序論)
第3章 富岡製糸場と絹産業遺産群の世界遺産化とその課題(富岡製糸場の保存とその活性化に向けた街づくりにみる諸問題
市民の支援と産業遺産の関わり
養蚕・製糸業を支えた風穴の分布とその意義
碓氷峠鉄道施設の保存と活用―歩みと世界遺産化への課題)
第4章 群馬県の伝統産業と生活文化(群馬県方言における“養蚕空間”を表す語彙
鐘紡の労務管理と新町紡績所の終末期の操業形態
暮らしを支える民俗遺産―「石」に生かされた群馬の「地域」から
下仁田森林鉄道の形成と住民の利用形態)
第5章 地域産業の展開とその歴史的評価(近代化産業遺産保存の将来と活性化の課題―社会経済学からの接近
群馬県における蒟蒻精粉業の史的展開)