• 本

アシュターヴァクラ・ギーター 真我の輝き

出版社名 ナチュラルスピリット
出版年月 2009年5月
ISBNコード 978-4-903821-43-6
4-903821-43-9
税込価格 1,980円
頁数・縦 206P 20cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 真我が知られないとき世界は現れる

    アシュターヴァクラ・ギーターとは、誰によって、いつ書かれたかは定かではないが時を経て愛され、読みつがれてきた聖典のことです。このような聖典に共通することですが、一見読んだだけでは意味がよくわからない言葉が多いです。でもその言葉を一生懸命見つめていると(感じようとしてみると)、何かが心の奥に芽生えるのを感じます。
    そうしてもう一度読んでみると、すんなりと意味が理解できるのです(そうでないときもありますが)。
    知るものと知られるものをわけるとき、世界はふたつにわかれます。
    自分の手について知ろうとしたら、自分というものが「自分」と「手」にわかれるのです。世界を細分してわけていくこと、これが今までの人間の科学でした。世界を最小まで分析していくと世界の仕組みがわかると人は考えましたが、そうではありませんでした。むしろ分析するほど、わからないことが次から次へと出てくるのです。
    いま必要なのは、ばらばらになったものをひとつにしていくこと。
    人間を、手や、足や、胴や、細かくわけていくことじゃなくて、ひとつの「生命」であると知ること。そういう時代になってきているのだと思います。
    「真我が知

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    (2010年1月18日)

商品内容

要旨

誰によって、いつ書かれたかは定かではないが時を経て愛され、読みつがれてきたアシュターヴァクラ・ギーター。アドヴァイタ・ヴェーダーンタ(不二一元論)の教えの神髄をシンプルに表したもっとも純粋な聖典。

目次

真我
気づき
智慧
真の探求者
溶け去る
知識
果てしない海

無執着
欲望
静寂
成就
幸福
愚か者
澄みきった気づきの空間
すべてを忘れなさい
すべてを超えて

自己の輝き
私はシヴァ

著者紹介

バイロン,トーマス・ビリー (バイロン,トーマスビリー)   Byrom,Thomas Billy
英国生まれ。オックスフォード大学のベリオール・カレッジ、ハーバード大学にて博士号取得。ハーバード大学で歴史学と文学を、オックスフォード大学のエクセター・カレッジ、セント・キャサリンズ・カレッジで英文学、古代および中世英語学の教鞭を執る。1976年、米国に移住。ニーム・カロリ・ババの弟子である米国の霊的教師マ・ジャヤ・サティ・バーガヴァティーの弟子となり、フロリダのカシ・ファウンデーション会長を務める。その後、マ・ジャヤ・リヴァー学校を創設。’91年にその生涯を閉じるまで校長を務める
福間 巖 (フクマ イワオ)  
1960年、山口県萩市生まれ。’74年より北鎌倉臨済宗円覚寺にて参禅。’79年、インドにてラマナ・マハルシの教えに出あう。玉川学園大学英米文学部卒業。スリランカ、インドの仏教僧院にて瞑想を修する。’92年まで米豪欧にてデザインの仕事、ドイツ他にて瞑想指導に従事。長年インドに滞在し、多くの聖賢に出会う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)