• 本

金融社会主義 クラッシュに続く混乱と清算の30年

出版社名 東洋経済新報社
出版年月 2009年6月
ISBNコード 978-4-492-65425-5
4-492-65425-9
税込価格 1,980円
頁数・縦 240P 20cm

商品内容

要旨

米国は「ウォールストリートの時代」から、「ワシントンの時代」に移行した。金融市場が自由化と膨張の30年から、その収拾へ向けた仕組み作りの局面へと転換したためである。グローバルな金融資本市場は、大恐慌の1930年代、金融自由化の1970年代、バブルの生成と崩壊の2000年代を経て、「金融社会主義」の時代に突入した。サブプライム危機をはじめ、そこに至るさまざまな背景を検証した上で、来るべき30年の金融のフロンティアを探るのが本書の狙いである。

目次

第1章 人間のおごりに対する神の怒り―金融の退化は防げるか
第2章 世界同時恐慌の不安
第3章 資源高に見られる実体経済と金融の垣根の低下
第4章 サブプライム問題で米国はどう変わるか
第5章 崩壊の危機に瀕した市場型金融モデル
第6章 日本版市場型間接金融へのインパクト
第7章 公的サポートを強めた金融ユーティリティモデル
第8章 金融業界における今後30年の展望

著者紹介

高田 創 (タカタ ハジメ)  
みずほ証券金融市場調査部長チーフストラテジスト(日本証券アナリスト協会検定会員)。1982年東京大学経済学部卒。1986年英オックスフォード大学開発経済学修士課程修了。1982年日本興業銀行入行。日本興業銀行市場営業部、審査部、興銀証券投資戦略部等を経て現職。『証券アナリストジャーナル』編集委員等を歴任
柴崎 健 (シバサキ タケシ)  
みずほ証券金融市場調査部チーフファイナンシャルアナリスト(日本証券アナリスト協会検定会員)。1989年一橋大学経済学部卒。2002年一橋大学大学院国際企業戦略研究科修士課程修了。1989年日本興業銀行入行。営業第一部、札幌支店、興銀証券市場営業グループ第一部、投資戦略部等を経て現職
石原 哲夫 (イシハラ テツオ)  
みずほ証券金融市場調査部シニアクレジットアナリスト(米国公認会計士、ニューヨーク生まれ、海外17年在住)。1991年国際基督教大学教養学部社会科学科卒。1991年日本興業銀行入行。日本興業銀行本店、ロンドン興銀ユーロ債シンジケート部、社長室、興銀証券市場営業グループ外国債券営業部、先物営業部、投資戦略部等を経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)