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俳句の作りよう

角川ソフィア文庫 SP D−104−1

出版社名 角川学芸出版
出版年月 2009年7月
ISBNコード 978-4-04-409405-8
4-04-409405-5
税込価格 660円
頁数・縦 132P 15cm

商品内容

要旨

「去年今年貫く棒の如きもの」「一つ根に離れ浮く葉や春の水」ほか、世界で愛唱される名句の数々を生んだ高浜虚子が、日常の言葉でやさしくわかりやすく、誰にでも伝わるようにと説いた俳句の実作入門。まず十七字を並べてみること、ものをじっと眺めること、じっと案じ入ること等の至言名言が、これから俳句を始める人、実作に悩む人たちの胸に深く沁みてゆく。本質的俳句論の「俳諧談」収録。

目次

まず十七字を並べること
題を箱でふせてその箱の上に上って天地乾坤を睨めまわすということ
じっと眺め入ること
じっと案じ入ること
埋字
古い句を読むこと新しい句を作ること
付録・俳諧談

おすすめコメント

大正3年の刊行から100刷以上を重ねた本書は、ホトトギスひいては今日の俳句界発展の礎となった。女性・子ども・年配者に解り易く、今日的視点からも新鮮な示唆に富む幻の名著、初の文庫化。

著者紹介

高浜 虚子 (タカハマ キョシ)  
1874年松山生まれ。本名、清。能楽保存に尽力した池内家に生まれ、後に高浜の名跡を継承。子規、漱石、碧梧桐らと親交を結び、小説を著す一方で、『ホトトギス』発行人となって今日の俳句隆盛の基盤を作る。「客観写生」「花鳥諷詠」など、広く老若男女に俳句を伝え広めると共に、多くの優れた俳句作家を育成した。文化勲章受章。1959年4月8日没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)