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なぜ、北海道はミステリー作家の宝庫なのか?

出版社名 亜璃西社
出版年月 2009年7月
ISBNコード 978-4-900541-81-8
4-900541-81-8
税込価格 1,760円
頁数・縦 274P 19cm

商品内容

要旨

戦前の日本ミステリー草創期を支えた水谷準、長谷川海太郎、久生十蘭から、現在第一線で活躍する佐々木譲、今野敏、東直己、京極夏彦、馳星周まで、約80年におよぶ北海道出身ミステリー作家の知られざる系譜がいま明らかに―。約40人の作家論からミステリー王国の全貌を辿る、発見の喜びに満ちた一冊です。

目次

序 北海道はミステリー作家の宝庫か?(ミステリーは文学じゃないのか?
ミステリーの嚆矢は函館だって?
時代小説はミステリーか?
戦後における北海道のミステリーは「不毛」か?
量からいっても質からいっても、北海道はミステリー作家の宝庫だ)
第1部 戦前―函館生まれの探偵小説作家たち(函館が生んだ探偵小説三銃士
ミステリーを切り開く)
第2部 戦後―消えた作家、甦った作家(「忘却」と「再発見」
ミステリーも手がけた作家)
第3部 現役―日本ミステリーの一翼を担う(第一線で活躍する作家たち
まだまだいる、ミステリー作家たち
ミステリーも手がけた作家たち
ジャンルを横断するミステリー
ミステリーを評論する)
跋―なぜ、函館はミステリー作家の水源地なのか?(なぜ、函館から生まれたのか?
函館が国際都市であったことの影響
出身作家を顕彰する小樽、しない函館
作家の営為を吸収し、未来へ生かす
孤独な闘いを続ける作家たちに光を)

出版社・メーカーコメント

佐々木譲、京極夏彦、馳星周、東直己、今野敏、鳴海章、高城高、久生十蘭、長谷川海太郎 彼らは共通するのは、北海道出身であるということ。戦前から戦後、そして現在に至るまで、数々の人気ミステリー作家を輩出してきた北海道と日本ミステリーの深き縁を、約40人の作家論を通してひもとく、ミステリー王国・北海道「発見の書」。

著者紹介

鷲田 小彌太 (ワシダ コヤタ)  
1942年北海道札幌市生まれ。1966年、大阪大学文学部哲学科卒業。1972年、同大学大学院博士課程修了。津市立三重短期大学教授を経て、札幌大学教授。哲学・倫理学の教鞭をとる傍ら、評論活動、エッセイ・人生書等の執筆も精力的に行う
井上 美香 (イノウエ ヨシカ)  
1963年北海道札幌市生まれ。鷲田研究所の所員として鷲田小彌太の仕事を補佐しながら、新聞等で原稿を執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)