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ひき裂かれた〈わたし〉 思想としての志賀直哉

出版社名 新曜社
出版年月 2009年9月
ISBNコード 978-4-7885-1181-1
4-7885-1181-9
税込価格 2,860円
頁数・縦 274P 20cm

商品内容

要旨

日本人の伝統的な“わたし”と西洋的な“わたし”。青年時代、二つの異質な“わたし”に苦しみつつ、真の自己をもとめつづけた志賀直哉。その精神の軌跡を読み解く、比較思想・比較文化論からのアプローチ。

目次

序章 “わたし”について
第1章 “わたし”の解体―『城の崎にて』を読む
第2章 父と子―血縁の父と父なる神とのはざまで
第3章 神経衰弱―『濁った頭』をめぐって
第4章 “わたし”の分裂―苦悩の本質
第5章 “わたし”の消滅―血縁の父と自然との和解
終章 “わたし”のなりたち―父と神と自然と

出版社・メーカーコメント

ひき裂かれた〈わたし〉 目次; ;序章〈わたし〉について; ;第一章〈わたし〉の解体 『城の崎にて』を読む; ;第二章父と子 血縁の父と父なる神とのはざまで; ;第三章神経衰弱 『濁った頭』をめぐって; ;第四章〈わたし〉の分裂 苦悩の本質; ;第五章〈わたし〉の消滅 血縁の父と自然との和解; ;終章〈わたし〉のなりたち 父と神と自然と; ;参考文献; ;略年譜; ;あとがき; ;索引

著者紹介

新形 信和 (ニイガタ ノブカズ)  
1940年、熊本市に生まれ、福岡市で育つ。1968年、京都大学大学院文学研究科修士課程修了。現在、愛知大学国際コミュニケーション学部比較文化学科教授。専門は比較思想、比較文化論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)