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あ・じゃ・ぱん 上

角川文庫 や31−6

出版社名 角川書店
出版年月 2009年11月
ISBNコード 978-4-04-161657-4
4-04-161657-3
税込価格 1,056円
頁数・縦 485P 15cm
シリーズ名 あ・じゃ・ぱん

商品内容

要旨

昭和天皇崩御の式典が行われている京都の街中で、偶然、テレビカメラに映し出された一人の伝説の老人。「この男からインタヴューを取ってもらいたい」と上司から指示された人物は、新潟の山奥で四十年もゲリラ活動を展開してきた独立農民党党首・田中角栄その人だった。しかし、私の眼は、老人の側に寄り添う美しい女にくぎ付けになっていた。その女こそ…。来日したCNN特派記者が体験する壮烈奇怪な「昭和」の残照。

出版社・メーカーコメント

戦後分断された東西日本の統合をめぐる壮大な偽日本史!第二次世界大戦末期、北海道へのソ連軍進攻によって、その後の日本は大菩薩峠を境とする「壁」で東西に遮られた。そんな日本に、父親が日本びいきだったアメリカ黒人の「私」がCNN特派員としてやって来る・・・。

著者紹介

矢作 俊彦 (ヤハギ トシヒコ)  
1950年、神奈川県横浜市生まれ。東京教育大学附属駒場高校卒。高校在学中からダディ・グースのペンネームで漫画家として活躍。72年、早川書房の「ミステリマガジン」6月号に、「抱きしめたい」を発表。21歳で小説家としてデビュー。78年には初の長編『マイク・ハマーへ伝言』を刊行し絶賛される。小説の他にも、大友克洋との合作コミック『気分はもう戦争』、日活アクションのアンソロジー・フィルム『アゲイン』、劇映画監督作『ザ・ギャンブラー』などが話題に。また、2003年に発表した長編『ららら科學の子』が第17回三島由紀夫賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)