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労働市場改革の経済学 正社員「保護主義」の終わり

出版社名 東洋経済新報社
出版年月 2009年12月
ISBNコード 978-4-492-26097-5
4-492-26097-8
税込価格 2,420円
頁数・縦 272P 20cm

商品内容

要旨

派遣労働や有期雇用への規制強化論では、それによって雇用機会が減少し、正社員になれるどころか、非正社員の仕事も失われるという失業リスクは、なぜかほとんど考慮されていない。派遣社員を含めた非正規労働者にとって大事なことは、その働き方自体を否定されるのではなく、より良い働き方への改善を図るための制度・規制の改革である。

目次

序章 労・労対立―古くて新しい問題
第1章 なぜ今、労働市場の改革が必要なのか―環境変化への対応
第2章 非正社員問題とは何か―同一労働・同一賃金の徹底を
第3章 派遣労働禁止では誰も救われない―派遣労働者保護法への転換を
第4章 日本的雇用慣行の光と影―低成長時代への対応
第5章 こうすれば少子化は止められる―男女双方の働き方の改革を
第6章 男女共同参画とワーク・ライフ・バランス―最大の障害は日本的雇用慣行
第7章 エイジフリー社会実現に向けて―高齢者に「中間的」な働き方を
第8章 非正社員重視のセーフティ・ネット改革―雇用保険を医療保険型に
第8章 公共職業安定所と労働行政の改革―労働行政にも「選択と集中」を

出版社
商品紹介

民主党政権がすすめようとしている派遣労働の規制強化はワーキングプアの解消には役に立たない。労働問題の第一人者が鋭く切り込む。

著者紹介

八代 尚宏 (ヤシロ ナオヒロ)  
1946年生まれ。国際基督教大学教養学部、東京大学経済学部卒業。経済学博士(メリーランド大学)。経済企画庁、OECD経済統計局、上智大学国際関係研究所教授、日本経済研究センター理事長等を経て、2005年より国際基督教大学教養学部教授。2006〜08年経済財政諮問会議議員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)