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上海 多国籍都市の百年

中公新書 2030

出版社名 中央公論新社
出版年月 2009年11月
ISBNコード 978-4-12-102030-7
4-12-102030-8
税込価格 880円
頁数・縦 278P 18cm

商品内容

要旨

アヘン戦争後、一八四二年の南京条約によって開港した上海。外国人居留地である「租界」を中心に発展した街は、二〇世紀前半には中国最大の「華洋雑居」の地となり繁栄を極める。チャンスと自由を求めて世界中からやって来る移民や難民たち、英米日の角逐、勃興する中国の民族運動。激動の時代のなかで人々はいかに暮らし、何を思ったのか。本書は国籍別の検証を通じ、上海という都市独特の魅力を余すところなく伝える。

目次

序章 上海租界の百年
第1章 イギリス人の野望
第2章 アメリカ人の情熱
第3章 ロシア人の悲哀
第4章 日本人の挑戦
第5章 ユダヤ人の苦難
第6章 中国人の意志

著者紹介

榎本 泰子 (エノモト ヤスコ)  
1968(昭和43)年東京生まれ。東京大学文学部国文学科卒業。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了(比較文学・比較文化専攻)。同志社大学言語文化教育研究センター助教授を経て、中央大学文学部教授。学術博士。著書『楽人の都・上海―近代中国における西洋音楽の受容』(研文出版、1998年、サントリー学芸賞、日本比較文学会賞)、『上海オーケストラ物語―西洋人音楽家たちの夢』(春秋社、2006年、島田謹二記念学藝賞)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)