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チベット密教の真理 その象徴体系の研究 新装版

出版社名 工作舎
出版年月 2009年12月
ISBNコード 978-4-87502-424-8
4-87502-424-X
税込価格 4,180円
頁数・縦 481P 22cm
シリーズ名 チベット密教の真理

商品内容

要旨

チベット高原…そこは自然条件と政治状況のため、二五〇〇年以上も前に伝わった仏教思想の真髄を、そのままの形で伝えてきた。マンダラ、マントラ、ムドラー、ヨーガ、仏像…それらの象徴は、かつては互いに強く結び付き合い、壮大なる精神の覚醒システムを構成していた。ドイツ人の著者は、仏教の真理を求めてチベットに入山、師トモ・ゲシェ・リンポチェよりチベット密教のすべてを伝授された。一九六〇〜七〇年代の若者たちの“シャンバラ(理想郷)憧憬”の引き金ともなった歴史的名著。

目次

第1部 OM(オーム) 普遍性への道
第2部 MANI(マニ) 一体化と内的平等性の道
第3部 PADMA(パドマ) 創造的視覚の道
第4部 HUM(フーム) 統合への道
第5部 OM(オーム) MANI(マニ) PADME(パドメー) HUM(フーム) 偉大なるマントラの道
終結そして統合 AH(アーハ) 活動の道
余録

出版社
商品紹介

曼荼羅、マントラ、ムドラー、ヨーガ、仏像…チベット密教のシンボルを読み解き、仏教思想の真髄に迫った画期的名著の新装復刊。

著者紹介

ラマ・アナガリカ・ゴヴィンダ (ラマアナガリカゴヴィンダ)   Lama Anagarika Govinda
1898年、ドイツ生まれ。本名、ヘルムート・ホフマン。若いときから初期仏教を学び、後にダージリンに来て、近くで仰ぐヒマラヤに感動、チベット仏教のとりことなる。その後、二〇余年、カーギュ派の学僧・トモ・ゲシェ・リンポチェに弟子入りをし、秘儀を授かる。その後、妻のインド人画家リー・ゴータミと共にヒマラヤの僧院に移り住み、仏教の啓蒙運動を続けた。晩年はアメリカに移り、1985年、カリフォルニアで生涯を閉じた
松長 有慶 (マツナガ ユウケイ)  
1929年、和歌山県高野山生まれ。1951年高野山大学密教学科卒業。1959年東北大学大学院文学研究科印度学仏教史学科博士課程修了。文学博士。高野山大学教授、密教文化研究所長、大本山宝寿院門主を経て、現在、高野山真言宗管長。1979年には、西チベット学術調査団の団長として、密教の源流を踏査し、チベットのマンダラの数々を日本に紹介した
山田 耕二 (ヤマダ コウジ)  
1941年、名古屋市に生まれる。1965年、名古屋大学文学部を卒業。1975年、高野山大学密教科・修士課程を修了。安城学園大学を経て、1982年、名古屋芸術大学に勤務、今日に至る。現在、名古屋芸術大学大学院美術研究科教授。インド仏教美術を中心に、仏教美術史、仏教図像学を専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)