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パンターvsシャーマン バルジの戦い1944

オスプレイ“対決”シリーズ 6

出版社名 大日本絵画
出版年月 2010年2月
ISBNコード 978-4-499-23016-2
4-499-23016-0
税込価格 3,080円
頁数・縦 79P 25cm

商品内容

要旨

本書は、ドイツ軍がかつての勢いを取り戻そうと躍起になっていた1944年のヨーロッパ北西部の戦場という舞台で重要な役割を担っていた二つの戦車を比較するという魅力的な題材を扱っている。すべての戦車は、装甲、機動性、火力という3つの技術的な基本要素のバランスを考慮して設計されているが、これをふまえ各々の戦車の設計や開発経緯を分析することで、著者はシャーマンよりもパンター戦車の方が明らかに優れた戦車であると結論している。しかし、個別の能力を比較するだけでは、実戦での真の優劣を決めることはできない。どちらが先に敵を発見するか?どちらが先に攻撃するか?戦術的な状況が戦いにどう作用するかということが重要なのである。本書は、アルデンヌの森の激戦を詳細に眺め、この2つの戦車の成功と失敗の本質を追求している。

目次

はじめに
年表
開発と発展の経緯
技術的特徴
戦車兵
対決前夜
戦闘開始
統計と分析
結論
参考文献

著者紹介

ザロガ,スティーヴン・J. (ザロガ,スティーヴンJ.)   Zaloga,Steven J.
1952年生まれ。ユニオン大学で歴史学の博士号を取得。次いでコロンビア大学で修士号を取得する。航空宇宙産業に関する業務を長年続け、ミサイルシステムや兵器の国際取引に明るく、防衛問題に関するシンクタンクでの分析業務もこなす。装甲戦闘車両の発展に関する著作を多数執筆していて、第2次世界大戦以降のソ連や東欧諸国のAFV研究、アメリカ軍機甲部隊に関する研究でも知られている
ローリアー,ジム (ローリアー,ジム)   Laurier,Jim
コネチカット州のパイアー美術学校を優秀な成績で卒業後、絵画、イラストレーションの世界で優れた作品を発表し続けている。アメリカ空軍に対する強い興味から、航空絵画に実績を残し、作品はペンタゴンに飾られるほどである
ジェラード,ハワード (ジェラード,ハワード)   Gerrard,Howard
ウォールシー美術学校卒業後、多くの出版社で仕事を手がける。航空美術協会会員。イギリス航空機会社賞やウィルキンソン剣型トロフィーの受賞者でもある
宮永 忠将 (ミヤナガ タダマサ)  
上智大学文学部卒業。シミュレーションゲーム専門誌「コマンドマガジン」編集を経て、現在、歴史、軍事関係のライター、翻訳、編集者、映像監修などで活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)