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夜のゲーム

アジア文学館

出版社名 段々社
出版年月 2010年2月
ISBNコード 978-4-434-14017-4
4-434-14017-5
税込価格 1,870円
頁数・縦 163P 19cm

商品内容

要旨

頭上から子守唄がきこえてくる…。夜ごと花札をもちながら、老いた父と“私”は、古いよれよれになった台本で、父娘劇を演じ続けている。―濃密な文体から独特の雰囲気ただようオ・ジョンヒの短編世界。韓国最高の文学賞“イ・サン文学賞”受賞作。表題作のほかに、中編「あの丘」を収録。

出版社・メーカーコメント

老いた父と二人で暮らす女性の閉塞的な日常を通して家族とは何かを問う表題作。他に韓国の歴史を背景に家族の確執と和解を描く中編。

著者紹介

オ ジョンヒ (オ ジョンヒ)  
呉貞姫。1947年ソウル生まれ。ソラボル芸術大学文芸創作科卒業。大学在学中の1968年「中央日報」紙の新春文芸で「玩具店の女」が当選し登壇、現在までたゆみなく創作を続けている。童話や随筆集の著作もある。1979年「夜のゲーム」で李箱文学賞、1982年「銅鏡」で東仁文学賞と、韓国の二大文学賞を受賞。海外で紹介されている作品も多く、2003年にはドイツ語に翻訳された長編『鳥』がフランクフルトの文学賞を受けた
波田野 節子 (ハタノ セツコ)  
1950年新潟市生まれ。青山学院大学文学部卒業。現在、新潟県立大学国際地域学部教授。NHKラジオ「まいにちハングル講座」講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)