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認知的個性 違いが活きる学びと支援

ワードマップ

出版社名 新曜社
出版年月 2010年4月
ISBNコード 978-4-7885-1199-6
4-7885-1199-1
税込価格 2,970円
頁数・縦 299,9P 19cm

商品内容

要旨

才能教育、個性化教育、特別支援教育の3領域を統合的につなぐ新しい視点、「認知的個性」とは?その基本的理念、概念、方法をキーワードで解説。

目次

1 才能教育で活きる認知的個性(認知発達と認知的個性―多様な発達の道筋をたどる
才能と才能教育―才能の概念を拡げる
才能の認定と評価―認知的個性を見つける手段・方法 ほか)
2 個性化教育で活きる認知的個性(個別指導システムづくり―子ども一人ひとりに焦点を合わせる
ATI(適性処遇交互作用)―何が良い教え方かは、学習者によって異なる
パーソナライズド・ラーニング(PL)―多様な優秀さを認め結果の平等を図る ほか)
3 発達障害児/者の支援で活きる認知的個性(発達障害と認知的個性―才能の峰と谷
広汎性発達障害(PDD)―その認知的個性と支援プログラム
注意欠陥/多動性障害(ADHD)―気まぐれな才能を活かすために ほか)

出版社・メーカーコメント

これまで日本の教育では、才能教育と、発達障害や学習障害支援とがまったく別の実践として捉えられてきました。しかし才能も発達障害も、個人のもつ多様な「認知的個性」として捉え直すと、才能教育・個性化教育を含む通常教育、発達障害に関わる特別支援教育・精神医学等、いままで個別に処遇されてきたことがらが見事につながり、それぞれの研究と教育的実践の関連がはっきりと見えてきました。

著者紹介

松村 暢隆 (マツムラ ノブタカ)  
1954年、奈良県生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程修了、文学博士。現在、関西大学文学部教授、放送大学客員教授。専門は発達・教育心理学
石川 裕之 (イシカワ ヒロユキ)  
1977年、大阪府生まれ。京都大学大学院教育学研究科博士課程修了、博士(教育学)。現在、京都大学高等教育研究開発推進センター特定助教。専門は比較教育学
佐野 亮子 (サノ リョウコ)  
1962年、東京都生まれ。上智大学大学院文学研究科博士課程修了、博士(教育学)。現在、東京学芸大学非常勤講師。専門は教育方法、学校建築
小倉 正義 (オグラ マサヨシ)  
1979年、和歌山県生まれ。名古屋大学大学院教育発達科学研究科博士課程後期課程中退。現在、鳴門教育大学大学院学校教育研究科講師。専門は発達臨床心理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)