• 本

西周 兵馬の権はいずこにありや

ミネルヴァ日本評伝選

出版社名 ミネルヴァ書房
出版年月 2010年5月
ISBNコード 978-4-623-05774-0
4-623-05774-7
税込価格 3,080円
頁数・縦 229,5P 20cm

商品内容

要旨

西周(にしあまね、一八二九〜一八九七)啓蒙思想家・教育者。津和野に生まれ、徳川慶喜に軍事顧問として仕える。明治維新後は明六社の啓蒙思想家として、「哲学」という言葉を創るとともに、軍制の整備にも奔走。日本の近代化のために尽力した西周の、新たな人物像を描き出す。

目次

第1章 オランダ留学から幕府目付へ(オランダ留学前史
栄光のオランダ留学
『百一新論』
将軍慶喜の側近として)
第2章 鳥羽伏見の戦いから彰義隊の乱へ(旧幕府軍「戦略」の不在
江戸無血開城
彰義隊の乱
西周、旧藩主に召し出される)
第3章 啓蒙主義的「明六社」の社員として(「明六社」発足の頃
「明六社」を打つ大波
「人生三宝説」
『明六雑誌』の終焉)
第4章 西南戦争から竹橋騒動へ(西南戦争
近代的軍事組織のエートス
「兵家徳行」
「軍人訓戒草稿」
「兵賦論」)
第5章 最晩年(「交詢社」と私擬憲法論争
学士会院・獨逸学協会
中風の足を引きずって)

著者紹介

清水 多吉 (シミズ タキチ)  
1933年会津若松生まれ。1958年東京大学文学部哲学科卒業。1960年東京大学大学院(哲学専攻)修士課程修了。立正大学教授、ニューヨーク・ホウフストラ大学客員教授、東京大学、名古屋大学、早稲田大学等での講師、社会思想史学会代表幹事を歴任。現在、立正大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)