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チョーサーの世界 詩人と歩く中世

出版社名 八坂書房
出版年月 2010年8月
ISBNコード 978-4-89694-961-2
4-89694-961-7
税込価格 6,380円
頁数・縦 499,24P 22cm

商品内容

要旨

『カンタベリ物語』の作者として名高い「英詩の父」ジェフリ・チョーサーの生涯を、同時代の史料や図版を巧みに織り交ぜ、臨場感あふれる筆致で描く。ペスト禍、百年戦争、ワット・タイラーの乱などが陰を落とす、詩人の生きた14世紀のイングランドへ、さらにはゴシック時代のヨーロッパ世界への、イメージ豊かな旅へと誘う名著、待望の邦訳。

目次

出自と誕生
十四世紀の子供たち
宮廷の小姓時代
本格的に宮廷出仕がはじまる
エドワード三世の宮廷で
知られざる年月
チョーサーとイタリア
華の都ロンドン
「強姦罪」の謎
内なる生活へ
ケントで、ミューズの神々に囲まれ
そして皆巡礼の一行でした
いざやすすめ、巡礼者よ、いざすすめ

著者紹介

ブルーア,デレク (ブルーア,デレク)   Brewer,Derek
1923‐2008。イギリスの中世英文学研究の泰斗。1977年から93年まで、ケンブリッジ大学エマニュエル・コレッジの学長をつとめた。とりわけチョーサー研究の第一人者として名高い。また若い研究者の著作刊行の機会を提供すべく自ら出版社を設立(D.S.Brewer社。後にBoydell社と合併、Boydell&Brewer社となって現在に至る)するなど、多面的な活躍によって長く学界を牽引した。1956年に来日して国際基督教大学で2年間教鞭をとり、以来、日本の英文学界への貢献の大きさもまた計り知れないものがある(日本学士院名誉会員)
海老 久人 (エビ ヒサト)  
1947年生。神戸女子大学教授
朝倉 文市 (アサクラ ブンイチ)  
1935年生。ノートルダム清心女子大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)