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トクヴィル 現代へのまなざし

岩波新書 新赤版 1268

出版社名 岩波書店
出版年月 2010年9月
ISBNコード 978-4-00-431268-0
4-00-431268-X
税込価格 880円
頁数・縦 241,4P 18cm

商品内容

要旨

『アメリカのデモクラシー』『アンシァン・レジームとフランス革命』で知られるフランスの思想家アレクシス・ド・トクヴィル(一八〇五‐五九)。デモクラシーのもとで生じる社会と政治の変容に透徹したまなざしを向ける彼は、人間の未来をどう考えていたのか。生涯いだいていた憂鬱な感情を手がかりにして、今に生きるその思想を読み解く。

目次

序章 深さの肖像
第1章 憂鬱という淵源―デモクラシーへの問い、自己への問い
第2章 運動と停滞―平等の力学の帰結
第3章 切断と連続―アンシァン・レジームとフランス革命
第4章 部分の消失―分離する個と全体
第5章 群れの登場―新しい社会と政治の姿
第6章 形式の追求―人間の条件に向けて
終章 トクヴィルと「われわれ」

出版社・メーカーコメント

『アメリカのデモクラシー』『アンシァン・レジームとフランス革命』で知られるフランスの思想家トクヴィル(1805-59)。デモクラシーのもとで生じる政治と社会の本質的な変容を深く観察した彼は、人間の未来をどう考えていたのか。生涯いだいていた彼の憂鬱な感情を手がかりにして、トクヴィルの思想を読み解いていく。

著者紹介

富永 茂樹 (トミナガ シゲキ)  
1950年滋賀県生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程修了。現在、京都大学人文科学研究所教授、京都芸術センター館長。専攻は知識社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)